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タイプ「動物」

天売島の海鳥の写真

写真提供:羽幌町観光協会

天売島の海鳥 ( 北海道 羽幌町 )

天売島は北海道の日本海側に面した羽幌町の羽幌港の西北西約28km離れたところに位置する島内一周約12km、島民約270人の島である。オロロン鳥の名で知られる絶滅危惧種のウミガラスの国内唯一の繁殖地であり、他にも約80万羽が舞うというウトウ、ケイマフリやウミウをはじめとする日本有数の海鳥繁殖地、海鳥の楽園ともいわれている。西海岸の...

知床のオジロワシ・オオワシの写真

写真提供:羅臼町役場 産業創生課

知床のオジロワシ・オオワシ ( 北海道 斜里町 / 北海道 羅臼町 )

オオワシは、日本で一番大きなワシといわれ、全長は約90~100cm、羽を広げた大きさは220~250cmである。全身は黒や黒褐色で、頭頂から頸部には白い斑紋があり、尾羽は白い。夏季はロシア東部で繁殖し、冬季になると越冬のためオホーツク海沿岸部にやってくる。オジロワシは全長が約70~100cm。翼開張は180~240cmと、オオワシより一回り小さ...

ウトナイ湖の渡り鳥の写真

写真提供:公益財団法人日本野鳥の会 ウトナイ湖サンクチュアリネイチャセンター

ウトナイ湖の渡り鳥 ( 北海道 苫小牧市 )

苫小牧市東部の勇払原野の中にある湖で周囲9km、面積275万m2、平均水深0.6mの淡水湖。美々川、勇払川、オタルマップなどの川がそそぎ、広大な原野湿原の中にある湖沼。川が流れ込むことによって栄養分が豊富となる。これまでに約270種の鳥類の生息が確認されており、毎年9月中旬から12月下旬と、2月下旬から4月上旬にかけてマガン...

釧路のタンチョウの写真

釧路のタンチョウ ( 北海道 釧路市 / 北海道 鶴居村 )

丹頂鶴とよく言われているが、正式にはタンチョウ。国内では北海道東部の湿原を中心に分布しているが、越冬期はほとんどが釧路地域に集中している。全長140cm、翼開長240cmに達する日本最大級の鳥類。  江戸時代までは北海道の湿地にはよく見られたタンチョウ。明治時代に本州から開拓民が入ってくると、湿地は農地に変わり、また、狩猟規...

浅所海岸の白鳥(小湊のハクチョウ)の写真

写真提供:平内町教育委員会

浅所海岸の白鳥(小湊のハクチョウ) ( 青森県 平内町 )

浅所海岸は夏泊半島の東側付け根にある遠浅の海岸で、例年11月中旬から3月下旬まで、シベリアから飛来するオオハクチョウ*の越冬地となる。このあたりは沖合約500mまで遠浅の海岸が続き、汐立川から流入する淡水の影響で餌が豊富なため多くのオオハクチョウが集まるものと考えられている。最盛期には数百羽が集まり華麗な群舞を繰りひろげる...

蕪島のウミネコの写真

蕪島のウミネコ ( 青森県 八戸市 )

蕪島は八戸市の東、種差海岸の西側に隣接している。もとは離島であり吊り橋がかかっていたが、1943(昭和18)年に埋め立てられ、今は周囲約800m、高さ約17mの陸繋島*である。ウミネコ*の繁殖地として有名。毎年2月頃に3万羽から4万羽と言われるウミネコが飛来して巣を営み、4~5月に産卵、7月末に成長したヒナとともに北へ飛び去る。島に...

伊豆沼・内沼・蕪栗沼・化女沼の渡り鳥の写真

伊豆沼・内沼・蕪栗沼・化女沼の渡り鳥 ( 宮城県 栗原市 / 宮城県 登米市 / 宮城県 大崎市 )

伊豆沼・内沼は、栗原市と登米市にまたがる県内最大の淡水湖沼で、毎年冬には2,000羽から3,000羽のオオハクチョウが飛来する日本一の越冬地である。マガンも伊豆沼・内沼を代表する冬の鳥で、毎年数万羽のマガンが越冬のため飛来する。  伊豆沼・内沼は1985(昭和60)年9月に日本で2番目のラムサール条約湿地に登録された。その後、2005年...

鯛の浦のタイの写真

鯛の浦のタイ ( 千葉県 鴨川市 )

内浦湾の東側、誕生寺の門前から南方1kmあまりの弁天島・入道ヶ岬にわたる一帯には、多くの鯛が生息する。  日蓮聖人*が誕生した際には鯛が集まり、波間を飛びはねて祝ったと言われており、また聖人がこの浦に船を浮かべて払子(ほっす)で海の上に「南無妙法蓮華経」の題目を書くと、たちまちたくさんの鯛が集まり波の上の題目をのみこんで...

瓢湖の白鳥の写真

瓢湖の白鳥 ( 新潟県 阿賀野市 )

JR水原駅の東1.5kmにある瓢湖*は、1639(寛永16)年に新発田藩が13年かけて造ったため池で、周囲約1kmの方形をしている。毎年10月下旬~4月上旬、約5,000羽の白鳥が訪れることで知られている。  1950(昭和25)年2月から付近の故吉川重三郎が餌付けを試み、1954(昭和29)年に成功、警戒心の強い白鳥が人に馴れる例は極めて珍しいことから...

トキの森公園の写真

写真提供:新潟県佐渡市

トキの森公園 ( 新潟県 佐渡市 )

トキ*の森公園には、「トキふれあいプラザ」と「トキ資料展示館」とがある。前者では、飼育ケージ内を生息環境に近い状態にして、トキの採餌、飛翔のほか、抱卵や子育てなどトキの生態を間近で観察できる。後者では、展示テーマを「保護から共生そして未来へ」と題し、近年リニューアルした展示物や従来展示していた「キン」のはく製などを...

大浜海岸のアカウミガメの写真

大浜海岸のアカウミガメ ( 徳島県 美波町 )

JR牟岐線日和佐駅から15分にある大浜海岸は、1967(昭和42)年に、日本のウミガメ産卵地の中で最初の国の天然記念物に指定されたアカウミガメ*の産卵地として知られる。大浜海岸は、約500mほど細かい砂粒の美しい砂浜がつづき、5月中旬から8月上旬までの間で、アカウミガメが産卵のために上陸する。カメは夜間の上陸が多く、産卵前のカメは...

土佐湾のクジラの写真

写真提供:(一社)土佐市観光協会

土佐湾のクジラ ( 高知県 室戸市 / 高知県 土佐清水市 / 高知県 黒潮町 / 高知県 土佐市 / 高知県 高知市 )

近世から高知県東部の室戸を捕鯨基地に古式漁が行われてきた。1989(昭和64・平成元)年以降、湾中部から西部にかけてニタリクジラを対象としたホエールウォッチングが盛んになったという。土佐湾のニタリクジラは東シナ海系群に属し、夏季に九州南西部の沿岸を経て土佐湾まで移動する個体と春先から夏季にかけて土佐湾に来遊し同湾内に滞留...

高崎山のサルの写真

高崎山のサル ( 大分県 大分市 )

大分・別府両駅のほぼ中間に位置する標高628mの高崎山に約1,200頭(2018(平成30)年12月現在)の猿が生息する。一帯は猿の生息地として国立公園に指定され、保護されている。公園の中央部に設けられた餌をまく寄せ場を中心に集まる。  もともとは、1952(昭和27)年に高崎山一帯の猿による農作物の被害を守るため餌付けしたもの。1955(昭...

都井岬の御崎馬の写真

都井岬の御崎馬 ( 宮崎県 串間市 )

都井岬は太平洋に面した岬で、日向灘の南端に位置する。 周囲は断崖絶壁となっており、現存する日本在来馬8種*のうちの1種である御崎馬が生息する。当地は 「岬馬およびその繁殖地」として国の天然記念物に指定されている。  高鍋藩秋月家が1697(元禄10)年に設置した藩営牧場の1つが御崎牧、現在の都井岬であり、今日にいたるまで自然に...

幸島のサルの写真

幸島のサル ( 宮崎県 串間市 )

串間市の北東、石波海岸(いしなみかいがん)の沖合約200mにある。周囲約3.5km、亜熱帯植物におおわれた険しい小島で、野生のニホンザル100匹ほどが生息。1934(昭和9)年、生息するニホンザルを含めた幸島全体が国の天然記念物に指定された。1953(昭和28)年、ここのサルがイモを海水で洗って食べるのを、地元の小学校教師・三戸サツエが発...

出水のツルの写真

写真提供:公益社団法人 鹿児島県観光連盟

出水のツル ( 鹿児島県 出水市 )

出水は日本最大のツルの渡来地。出水市の北西部、八代海に臨む出水平野の荒崎地区一帯に、毎年10月中旬になるとシベリア方面から多種類のツル*が渡来してくる。12月下旬から1月上旬の間が最も数を増し、ナベヅルを中心に、マナヅル、クロヅル、カナダツルなど、多い年は7種類、1万羽以上がやってくる。翌年2~3月の北帰行までの間、ツル保...

永田いなか浜のウミガメの写真

写真提供:ネイチャーガイドオフィス まなつ

永田いなか浜のウミガメ ( 鹿児島県 屋久島町 )

ウミガメが産卵する浜が屋久島には何カ所かあるが、産卵数が多いのが永田浜だ。  屋久島の北西、永田川の河口に広がる3つの浜「前浜」「いなか浜」「四ツ瀬浜」を総称して永田浜とよぶ。島の奥岳から永田川の流れに乗って運ばれてくる風化花崗岩の砂によってできた2kmに及ぶ海岸で、2005(平成17年)年にラムサール条約*の登録湿地に指定...

与那国の与那国馬(与那国島)の写真

与那国の与那国馬(与那国島) ( 沖縄県 与那国町 )

那覇から650km離れた日本最西端の与那国島。この島の在来馬が与那国馬。日本に残る在来馬8種のうちのひとつで、沖縄にはほかに宮古島に宮古馬という在来種がいる。  与那国馬の体高はおよそ110~120cm、体重は約200kgと小さく、全身が茶色、改良種には出ないといわれる、鰻線(まんせん)という背骨に沿ってたてがみから尻尾までをつなぐ濃...

座間味のクジラの写真

写真提供:座間味村ホエールウォッチング協会

座間味のクジラ ( 沖縄県 座間味村 )

1960年代前半まで捕鯨の漁場であった座間味村周辺の海で、再びクジラが目撃されたのが1985(昭和60)年。徐々に頭数が増え、現在は毎年1月から3月末頃まで、座間味島周辺の海にザトウクジラがやってくるようになった。温暖で島影が多いので、波静かなこの海でクジラたちは繁殖活動を行い、やがて子クジラに体力がつく4月頃、エサが多い北の海...